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新人駐在員のみなさんへ！

アメリカのクレジットスコアってナニ？ざっくり解説

U.S. Bank

Sales & Program Manager

水戸　英輔

こんにちは！JCCNC広報委員のオールドルーキー、ミト＠U.S. Bankです！

このコラムも早くも3回目。1回目の「W-9とW-8BEN」、 2回目の「銀行口座の種類と使い分け」はもう読まれましたか？もしも新任駐在の方で未読の場合は、ぜひご一読を！

アメリカでの駐在生活は、何かと「知らないと困る」金融知識が山積みですよね。

「W-9？税務フォーム？あとでいいや！」と思ってたら、せっかく作った銀行口座で一部の機能が使えなかったり「普通預金だからセービングスでしょ？」と思ってたら、デビットカードが使えなくて現金引き出し難民になる、などなど…。

そして今回は、その続編ともいえる「クレジットスコア」のお話です。

銀行口座を無事に開設し、「よし、これでアメリカでの金融生活の第一歩はクリア！」と思っているそこのあなた…次に立ちはだかるのがクレジットスコアという壁です。

「クレジットスコア？なんか聞いたことあるけど、日本では気にしたことナイネ…」

これも、駐在員あるあるです。でも、アメリカではこのスコアがあなたの経済的な信用を決めると言っても過言ではありません。

「でも、こっちは会社派遣の駐在員だから、給与証明や銀行の残高証明でなんとかなるでしょ？」と思っていませんか？確かに、それで家も借りられるし、車も買えます。ただ、クレジットスコアが低いと「デポジットを余計に要求される」「ローンやリースの条件が悪くなる」といった影響が出ることはあります。

「クレジットスコアがないと絶対に生活できない！」というわけではありませんが、余計なコストがかかる可能性があるのは確か。駐在員がアメリカでスムーズに生活するために、クレジットスコアをどう理解し、どう付き合っていけばいいのかを解説していきます！

クレジットスコアとは？日本との違い

クレジットスコアとは、あなたの信用力を数値化したもの。要するに、「この人はちゃんと借りたお金を返す人か？」を判断するためのスコアです。

日本との大きな違いは？

日本ではクレジットヒストリー（信用履歴）を細かくチェックされることは少ないですが、アメリカではこのスコアが金融の世界での「身分証明」のような役割を果たします。
スコアの範囲は300～850点。一般的に 700点以上なら「優良」、750点以上なら「信用度BATSUGUN！」という扱いになります。
スコアは FICOスコアや VantageScore という仕組みで計算され、アメリカの主要なクレジット会社（Experian、Equifax、TransUnion）がデータを管理しています。

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クレジットスコアはどう使われるのか？

このスコア、実はかなり広範囲で影響を及ぼします。

クレジットカードの審査 → スコアが低いとカードの審査に落ちる、または利用限度額が低くなる。
ローン金利 → 住宅ローンや自動車ローンの金利が変わる。スコアが高ければ低金利で借りられるが、低いと金利が高くなる。
家を借りるときの信用審査 → スコアが低いと、家賃を前払いしないといけないケースも。
スマホ契約 → スコアが低いと、デポジット（保証金）を求められることがある。
保険の料金 → スコアによっては、自動車保険の保険料が高くなることも。

とはいいつつ、駐在の場合は住宅ローンを借りることもないですし、企業側で保険はなんらかの対応がされるし、家賃に関しても不動産屋側でこんなことにならないように対応してくれることが多いと思います。しかし、とりわけそれが通用しないのがクレジットカードです。

「日本ではクレジットカードなんて誰でも作れるから、アメリカでも同じっしょ？」と思っていたら…大間違い！アメリカではクレジットスコアがないと、クレジットカードの審査に落ちることもザラ。スコアが低かったり、ヒストリーがなかったりすると、いきなり普通のクレジットカードを作れず、デポジットを預ける「セキュアドカード」からのスタートになるケースもあります。「俺はXXXで働いてるんだぞ！」とか言っても誰も聞いてくれません（とはいえ、日本からの駐在員のために設計されているクレジットカードもいくつかあります）。

クレジットスコアを上げるには？

Google先生やChatGPT先生に聞けば教えてくれると思いますが、基本のキとして押さえておきましょう！